私は、過去にエリアマネージャーとして100名ほどの部下を率いていた経験があります。そんな私の経験を元に、マネジメントについて記載したいと思います。
目次
マネジメントとは
マネジメントとは、組織に成果をもたらすために行う機能のこと。組織を機能させるためのツールや、モチベーション管理をしていく。また、その管理者をマネージャーと言います。
組織を知る
マネージャーとして、最初の仕事は、組織を知ることです。組織が存続する意味合いを理解しないと、単独で行動するただの自己満足となります。
店舗でいうと、売り上げを上げる為のマネジメント。売り上げを上げるために今しなければいけないことを第一に考え、具体的な行動に落としていく。
製造職であれば、生産性を上げるためにどうして行くのか、具体的に行動に落としていくことを考えます。
組織全体の意図を理解しながらそれぞれの部署でのミッションを遂行する為の術を考えていかなくてはなりません。
自分の言葉で伝える
組織の意図を理解しその中身を部下に伝えて行動に落としていく。その際、部下を動かす司令塔としてのマネージャーの役割として、会社の求めていることを、自分の言葉で伝えていかなくてはなりません。
上層部が言っているから・・・、組織の為に・・・と伝えたところで部下は動きません。
また、給与をダシに使った言い回しでは、若い世代は特に動きません。
お金の為と言って動くのは、物や食糧に飢えていた団塊世代には通用しましたが、今の世代は、お金も大事ですが、具体的に学べるスキルを求めている傾向があります。
PDCA
部下に、指示を出し、その行動を確認しながらP(計画)D(実行)C(評価)A(改善)を行い、目標とのギャップを埋めていきます。その為にも必要なことは、部下とのコミュニケーションです。
部下の能力に応じた仕事を振っていくために、部下を知らないといけません。家族構成や、趣味、考え方や知識量を知る為にも、コミュニケーションをしっかりとり、理解していくことが、リーダーとして必要な事です。日常の会話の中で、部下考えや、変化を察知することが大切です。
コミュニケーションがしっかりとれている環境では、報連相も滞りなく行えるため、仕事がスムーズに進み、問題点の把握につながります。仕事の中で、つまずきやすい箇所ではしっかりとフォローし、回り道をなるべくしないようなサポート力も必要です。
部下の評価
仕事の、出来高をPDCAを回していく中で確認し、部下がどういう意図で動いているのか、過程を評価していきます。結果しか見ない組織は不満が溜まり、良いサイクルにはなりません。また、他人と比べるような評価の仕方もやめた方が良いです。人は皆違う価値観や思考で動いているものです。どうして、その行動に至ったのかをしっかり確認して評価しましょう。なぜなら、自分の指示伝達不足で部下が、回り道をしている可能性が高いからです。頭ごなしに成果が低い物を低評価にすると、組織全体が機能しなくなります。
また、少しでも成果が出たときには、みんなの前で褒めることを推奨します。できる上司は、褒めることに長けている人が大半です。成果を他の店舗で褒めて、良い噂を流し、遠回りにモチベーションを上げていたりします。陰口の天才になりましょう。
最後に
自分の経験を元に、マネジメントという大枠で記載しましたが、自分が一番大切にしてきたことは、部下とのコミュニケーションを取ることと、部下に自分の仕事を振ること。コミュニケーションをしっかりした上で、仕事を振っていくと部下は、すこしレベルの高い仕事に携われるため、レベルが上がっていきます。そして、次々にアイデアを出してきてくれます。マネジャーとしては、仕事を抱え込むことがなく、部下のフォローに徹することができ、結果組織が強くなっていきます。
ではまた。